食品衛生学研究室へようこそ

 食品には、様々な微生物が存在しています。パンやチーズなどの発酵食品を製造するのに欠かせないものや、食品を腐敗させるもの、食中毒の原因として私たちの健康を害するものなど、その機能も様々です。食品が不適切に取り扱われると、食品内で微生物が増殖し、腐敗の原因となるだけでなく、食中毒が発生することもあります。

 私たちの研究室では、食品を汚染する微生物による食中毒や食品の腐敗変敗を防ぐため、食中毒細菌(リステリアやヒスタミン産生菌、サルモネラなど)や腐敗細菌(芽胞形成細菌,乳酸菌など)の増殖動態や細胞特性について詳しく調べ、効果的な制御法を構築することを目的に研究を行っています。